【ジュニアラケット選びの注意点】長さだけじゃない!スクールが「インドアか」「アウトドアか」で変わってくる!?

ジュニアラケットを購入するタイミグは

  • お子様がテニスをはじめるとき
  • 上達してレベルが上がったとき
  • 身長が高くなったとき

が多いと思います。

 

ラケットの新規購入や買い替えの際はどのように選んでますか?

ここでは一般的なお話しは省き、買う前に知っておくといい注意事項をご紹介します。

 

補足

ジュニアラケット選びは身長によって長さが違うことはショップでもわかりやすくディスプレイされていることが多いかもしれません。

実はもう1つ大切なポイントがあります。

 

【これは知っとかないと!】「Play&Stay」促進の背景

小学1年生が初めてテニスをするとき、

例えばテニスコートで打ってみるとどうなるでしょう?

おそらくラケットにボールが当たらない

当たってもイメージどおりには全く飛ばない

サーブも入らない

結果、ゲームにならず楽しくない。。。

なーんてことが予想されます。(大人も同じですけど。。。)

 

テニスは楽しむまでに時間がかかるハードルが高いスポーツという側面がありました。

その課題をクリアするものとして「Play&Stay」が生まれました!

 

はじめてでもすぐにゲームができる!

テニスの楽しさを体感でき・技術・戦術の短期習得などさまざまなメリットがあるPlay&Stay。

ITF(国際テニス連盟)が開発し世界中に普及活動をしています。

http://princeplaystay.jp/

飛びを抑えたボール・短く軽いラケット・小さいコートでプレーするのが特徴です。

▼出典:YouTube 「Ei1 Tennis Play + Stay」チャンネル様のPlay&Stay紹介動画

▼左からPlay&Stay用(レッドボール・オレンジボール・グリーンボール)一番右のイエローボールは一般のボール

Play&Stayは勝負の楽しさ・戦術を考えるなどゲーム性を早期に深めることができます。

 

小学校の授業に採用された「テニピン」
2020年頃から小学校の体育の授業でテニスの簡易版といえる「テニピン」が導入されました。Play&Stayと似た考え方のものです。

日本でPlay&Stayはインドアテニススクールの方が普及していると感じる理由

ジュニアを対象とするテニススクールでは徐々にPlay&Stayが浸透しています。

中でも導入が多いと感じるインドアテニススクール。

なぜでしょうか。

 

一番の要因は「風がないから」だと推測できます。

Play&Stayのボールは軽く特にスポンジボールは風によって大きく流されてしまいます。

アウトドアコートは当然風が吹いているのはよくあること。

年齢やレベルによってコートサイズやボールの種類を変えるPlay&Stayは最初のスポンジボールやレッドボールが使えないと導入のプログラムが実施できない致命的なものとなります。

 

この風問題!

結構大きく影響します。

例えば、幼稚園から小学3年生くらいまではフォアハンドも両手で教えるスクールがあります。

外のコートで早い段階からイエローボールでテニスをしたら、フルサイズのコートで遠くまでボールを飛ばすことが必要になってくることが両手にする理由の1つと思われます。

最終的には片手打ちに変更するので、変更するときに苦労する子もいます。

Play&Stayで始めた子は最初から軽いラケットで片手打ちではじめられます。

 

個人的にはPlay&Stayで片手打ちではじめると楽しくできて、短期上達につながるように思います。

アウトドアコートでもPlay&Stayはできるように感じますが、導入のしやすさは断然インドアコートのスクールなんだと思います。

 

Play&Stayに最適なラケットとイエローボールに最適なラケットは違う!?

▼同じように見えて異なるジュニアラケット

どちらも同メーカーの同じ長さのラケットです。

違うのは、「素材」!

左のラケットはアルミ製

右のラケットはカーボン製

 

アルミ製の特徴

価格が安いですが、剛性が低く、大人が打ったり力を加えるとすぐに変形してしまいます。

Play&Stayが求める剛性は十分クリアしてますので最適と言えます。

大人が使うイエローボールを打つと打ち負けるような打感になりやすいです。

 

カーボン製の特徴

大人のラケットと同じ素材です。

価格もアルミより数千円高いですが、剛性が高く大人が打っても壊れないほどしっかりしています。

インパクト時のゆがみも少なく相手の強い打球にもストレスなく返球しやすいです。

中には重いものもあり初心者には難しいラケットもあります。

※大人の一般ラケットもアルミ製のものはあります。いわゆるレジャー向けラケットで、ディスカウントストアなどで売られている安価のものがそれです。

 

ショップによってはこの違いを明確に表記していないところもあります。

実際にラケットを見ても違いが判断しにくいと思います。ご注意ください。

スクールで使う場合はコーチに確認するのがBest!

年齢によっても

レベルによっても

どちらのラケットがいいかは変わってきます。

 

スクールの方針やコーチの考え方もさまざまです。

これからテニスをはじめる方は購入せずにスクールの体験レッスンに行きましょう。

入会した後もラケットを貸してくださるところが多いです。

 

そして購入前にスクールのコーチに相談しましょう。

慣れてきてから購入すると失敗の少ない買い方になります。

 

コーチへの相談は例えばこんな感じで!

保護者

「コーチ!ラケットを購入しようと思ってます。長さは何インチでがいいでしょうか?素材はカーボン製かアルミ製はどちらがいいでしょうか?」

 

コーチによっては銘柄までおすすめしてくださることもあると思います。

上達させてくれるのはコーチですからまずは頼ってみましょう!

 

まとめ

少しマニアックな情報ですが、実は親御さんがテニス経験者ほど失敗することが多いです。

なぜなら親御さんが新しくはじまったPlay&Stayを知らずに自分の経験から購入してしまうことがあるからです。

テニス環境によって道具も変わるため環境が決まってから道具選びをはじめることが、効率よく最適なラケットを購入する極意と思います。